新年のご挨拶 | 2024.1.4 | |
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名取岩沼農業協同組合 代表理事組合長 板橋 廣志 新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては輝かしい令和6年の新年をご家族お揃いで迎えのこととお慶び申し上げます。日頃よりJA名取岩沼の事業運営につきまして格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 昨年は新型コロナウイルス感染症が5類に位置付けされましたが、終息しない様相のなか、国際情勢や円安により国内経済、農業、JA事業に大きな影響を受けた一年でありました。物価の上昇も相次ぎ、営農に欠かすことのできない生産資材価格は過去最高水準まで高騰し、長期化する状況にあります。特に深刻な肥料価格については、公的な支援策で対応して頂いたところであります。今後も地域農業の維持・発展に向けた政策支援を求めていくとともに、「国消国産」や適正な農畜産物の価格形成に係る理解醸成を関係機関と進めてまいりますのでよろしくお願いしたいと思います。 また、令和5年産の水稲については、梅雨明け後からの猛暑日が続き、登熟初期の高温障害やカメムシ被害による影響から1等米比率は80%にとどまりました。宮城県の作況指数は「105」集荷数量は皆様のご努力で216,000袋となり、6年産についても需要に応じた作付けをお願いし水田フル活用に取り組み生産者所得の増収を図ってまいります。 次に現在取組んでいるJA組織再編でありますが、協議会が昨年9月27日に設立し各専門部会等での協議を進め、4JAが足並みを揃えて組合員・役職員への内容周知を図るよう現在準備にあたっているところであります。 農業・JAをめぐる情勢はこれまでにない厳しい状況にあります。「持続可能な農業と地域の活性化」を実現するためには合併が有効な手段となりますので、今後も組合員の皆様のご意見を賜りながら、「10年後、20年後も組合員とともに地域を支えるJA」であり続けるための更なる検討を進めてまいりますのでご理解とご協力をお願いしたいと思います。 令和6年は第6次中期経営計画の最終年度となります。当JAの経営理念の基に組合員利用者の視点にたったJA運営、地域農業の振興と豊かな地域社会づくりへの貢献を柱に、組合員・利用者・地域の皆様の負託に応え人々が集い、喜びや感謝があふれるJAを目指してまいりますので、なお一層のご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 この一年、皆様方のますますのご健勝、ご多幸、ご活躍を心からご祈念申し上げあいさつとさせていただきます。 |