新年のご挨拶 | 2022.1.4 | |
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名取岩沼農業協同組合 代表理事組合長 根深 雅美 新年明けましておめでとうございます。2022年の輝かしい新春を迎え、謹んで組合員の皆さまのご多幸・ご健康をお祈り申し上げます。昨年中はJA名取岩沼の事業運営にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 昨年は、令和3年産米価がコロナ禍も相俟って大幅下落となり、農家・担い手経営体の所得と経営に甚大な影響を及ぼしました。ついては今後の米生産においても需給改善や水田農業への対応は喫緊の課題となっております。令和4年産の主食用米の適正生産量も675万トンと設定されましたが、これらは面積ベースでは3年産実績から約4万ヘクタールの減産が必要な水準であります。我々産地は引続き需要に応じた米づくりに対応していかなければなりません。米消費量の減少が続く中で如何に転作拡大を図り需給バランスを維持するか、食料自給率の向上と併せ、引続き水田フル活用を基本とした経営所得安定対策への対応に取組んでいくところであります。 また現在、全世界的な共通の取組むべき目標として持続可能な開発のための17の目標(SDGs)が国内でも認識が深まっております。高齢化や社会的課題の解決、環境保全等への取組は社会共通のテーマですが、このことは協同組合が目指す豊かで明るい社会づくりへの取組そのものであります。このような情勢も意識して地域の発展に貢献する協同組合の役割を担ってまいりたいと考えております。 今年の干支は寅年でありますが「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ということわざがあります。大きな成果を上げるには多少のリスクは伴うものですが、失敗を恐れることなく逆境にあっても立ち向かう強さを持って前向きに挑戦していく姿勢で事業にあたってまいりたいと考えております。 2022年においても組合員・利用者の期待に応えられるJAとして評価いただけるよう業務にあたっていく所存でありますので皆さま方には尚一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。新しい年が組合員、地域の皆さまが元気で明るく過ごせ希望に満ちた一年となりますようご祈念申し上げ年頭のご挨拶と致します。 |