新年のご挨拶 | 2021.1.4 | |
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名取岩沼農業協同組合 代表理事組合長 根深 雅美 新年明けましておめでとうございます。組合員の皆さまにおかれましては輝かしい2021年の新春をご家族お揃いでお迎えのこととお慶び申し上げます。昨年中はJA事業運営各般にわたりご支援・ご協力を賜り御礼申し上げます。 さて、ご承知のとおり昨年の初めから新型コロナウイルスが発生し、これまで経験したことのない世界的な流行となりました。まだまだ完全なる終息が見えず感染拡大も全国に及んでおりますが、一方でワクチンの開発が進む等わずかながら明るい兆しもあります。当JAとしましても、引続き感染予防措置を徹底しながら新年の業務運営にあたってまいりたいと考えております。 農業を取り巻く環境は、国内外にわたって重要課題が山積しております。特に直面する重要課題は米生産における需給改善、水田農業への対応です。米の需要減少はコロナ禍で加速し、需給改善という大きな問題に直面しております。令和3年産の主食用米の適正生産は前年より30万トン以上の減産が必要とされております。米消費量の減少が続く中でいかに転作拡大を図り需給バランスを維持していくか、食料自給率・自給力を向上させるためにも、水田フル活用を基本とした経営所得安定対策への対応に取組んでまいります。 JA経営面でもコロナ禍の業務への影響をはじめ、マイナス金利政策の長期化は信用事業においては依然として先行きが見通せない状況が余儀なくされております。取り巻く環境が大きく変化するなか、当JAとしては、第5次中期経営最終年度の実践を基軸にJA自己改革を更に進めていくところであります。「農業所得の増大」と「地域の活性化」を改革の柱とし、利用者ニーズに応えるJAづくり、そして地域の農業・地域の未来の創造をテーマに取組んでまいります。 今年の干支は丑年でありますが、丑年には先を急がず目前のことを着実に一歩一歩進めることが将来の成功に繋がっていくと言われています。 当JAにおいても、こうしたことにあやかって事業を進めていきたいと考えております。2021年においても組合員・利用者の負託に応え、人々が集えるJAを確立していく所存でありますので皆さま方には今後ともなお一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 新しい年が生産者・組合員、地域の皆さまにとって、輝かしい一年でありますようにご祈念申し上げ年頭のご挨拶と致します。 |