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新年のご挨拶 2016.1.5
代表理事組合長 佐藤 富志雄

名取岩沼農業協同組合

代表理事組合長  佐藤 富志雄

 新年あけましておめでとうございます。組合員の皆様におかれましては、ご家族お揃いで健やかに新年をお迎えられましたことお慶び申し上げます。

 旧年中はJA事業運営各般にわたりそれぞれご尽力・ご協力を賜りましたことに対し、御礼申し上げます。

 さて、昨年を振り返りますと東日本大震災より5年目を迎えたなか、圃場整備事業も終盤を迎え、営農再開の進展に加え農地中間管理機構による農地の集積等復興においては着実な前進をみた1年であったと思います。
 また、生活基盤の再建については、岩沼市、名取市それぞれ防災集団移転が進展し、宅地の引渡しや住宅建設等新しい街づくりも進んでいるところであります。

 こうしたなか、内外を取巻く情勢としては、農政の重要懸案課題でありましたTPP問題は大筋合意がなされましたが、重要5品目の米においても新たに輸入枠が設定される等これまで我が国がかつて経験したことのない市場開放が進められようとしております。

 政府の国内対策としての政策大綱も示されておりますが、いずれこれまでのような、都度農政の方向性が変わるものではなく、生産者の意欲が湧くような一貫性のある農業政策の制度設計をJAグループとして要請しております。農家経営においても再生可能となるような恒常的対策の法制化や将来を見通した経営安定対策の仕組みの構築を求めているところであります。

 また、昨年11月にはJA宮城県大会が開催されたところでありますが、今回の活動方針としては、これまで取り組んできた復興・復旧から一歩前に踏み出し、飛躍へと繋げていくことを決議したところであります。この点につきましても運動の趣旨を内外に発信し、アピールしてまいりたいと考えております。

 当JAの営農面での重要課題である生産組織・担い手経営体への対応についてでありますが、これからの地域農業の振興や産地基盤の維持を図るうえでも中心的な存在でありますので、出向く体制等を基本に求められるニーズに応えるべく連携力を高め支援強化に努めてまいりたいと考えております。

 更にはJAグループ「担い手経営体支援チーム」と連携し、経営管理の向上に向けた各種支援・サポートや中間管理事業への対応を強化していくこととしております。

 これまで取り組んできた経営改善対策としての信用事業強化計画も平成二七年度が最終年度になり、今年度末において優先出資を消却する予定としております。つきましては二八年度以降においても新たに3ヵ年計画を策定・実践に務めるとともに、財務基盤の維持・拡充と経営健全化に向け、引き続き取り組んで参る所存であります。

 尚、各事業への取組においては職員一人一人の更なる意識改革とスキルアップが必要であります。これまで取組んできたPDCAサイクルを徹底し、営業力を強化し、積極的な訪問活動を実践しながら、組合員・地域住民との関係・絆の強化を深めて参りたいと考えております。

 現在、時代が大きく変化する情勢下にありますが、状況の変化に対しチャレンジ精神を持って事業運営に努め、併せて自己改革を進めながら復興への更なる後押しとなるよう取り組んで参りたいと考えておりますので引続きのご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 結びに、今年の干支は丙申でありますが、「申(さる)」は、「伸ばす」という意味や成長し成熟していくといういわれもあります。当JAと致しましても、こうしたことにあやかって、生産者・組合員、地域の皆さまにとって、新しい年が穏やかで平和で、かつ希望に満ちた飛躍の年でありますようにご祈念申しあげ、年頭のご挨拶と致します。

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